2013/01/18
組織風土
STEP.1
STEP.2
STEP.3
STEP.4
STEP.5
STEP.6
中期経営計画を再確認します。
会社はどんなビジョンを持っているのか、次の3年間でどのような市場ポジショニングを目指しているのか、ビジネス環境変化に対応するために製品スペックや販売方法をどのように変えていこうとしているのか等を把握します。
次に、経営計画で掲げた目標を達成するために、実施すべきことを考えます。例えば、マーケットシェアを10%上げる、顧客ニーズをより深く理解する、新製品の開発サイクルを早める、主力製品の売上で市場トップを維持する等、日常業務の視点ではなく、ここでは、マクロ的視点や戦略的視点から実施事項のリストを作成します。
1で抽出した実施事項のリストの各々について、「ビジネスへの付加価値」と「実現可能性」の2つの側面から重み付けを行います。
「ビジネスへの付加価値」とは、その事項を実施した場合に、1で確認した経営計画の実現に近づけるかどうか、ビジネスチャンスが増えるかどうか、その事項を競合他社が自社に先んじて実施した場合に自社が不利益を被るかどうかということです。
「実現可能性」とは、実施に必要なリソースがあるかどうか、社内の承認が取りやすいかどうか、実施に当たって障害となるものがあるかどうかということです。
付加価値と実現可能性は、それぞれ3段階で評価します。
付加価値については、実現によってもたらされる付加価値が高いものは3点、中程度のものは2点、それほどではないものは1点として、評点を決定します。
実現可能性については、実現が容易なものは3点、容易ではないものの困難でもないものは2点、困難なものは1点として、同様に評点を決定します。
各々の事項について、付加価値×実現可能性=合計点を算出します。合計点の多いものほど、実施する価値があり、かつ実行に移しやすい事項となります。
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中期経営計画 |
実施事項 |
ビジネスへの |
実現可能性 |
合計点 |
1 | コア事業の強化 | コスト競争力の改善 | 3 | 2 | 6 |
2 | ・ | 魅了的な商品の市場投入 | 2 | 3 | 6 |
3 | ・ | 販売会社との関係強化 | 3 | 1 | 3 |
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2で作成したリストの中から、点数が4点以上のものを重点的な実施事項とします。
STEP2では、これらの事項を実際に実施するために必要な「タレント」を特定し、定義付けを行います。