STEP5 モニター

組織開発の目標到達度や進捗についてのモニターを行います。モニター結果を精査し、計画通りに進んでいることと、進んでいないことを把握し、必要に応じて、実施方法の再検討を行います。
  • 1
  • 評価指標を設定する

組織開発の取り組みの効果や進捗状況の測定基準を設定します。

組織開発は長期間取り組んで結果が見えてくる性質の取り組みであることと、財務指標への影響が見えにくいため、測定基準の設定は困難と感じられるかもしれません。

しかし、マネジメントのコミットメントと、社員の組織開発の取り組みに対する理解を得続けるためには、組織開発がビジネスにどのようなインパクトを与えているかについて、わかりやすい形で説明することが不可欠です。

評価指標について考えるために、STEP1「目標の設定」STEP2「計画の立案」に立ち戻りましょう。

どんな組織を目指すのか、特に目標との乖離が大きいところはどこか、乖離が大きいと判断した理由は何か、から、経営目標の達成度を組織と人の観点から測定できる指標や、組織にとって重要だと思う行動・意識の変化を測定できる指標を選択します。

例えば、優れた商品やサービスを通じて高い顧客満足を獲得することが目標であれば、売上高、リピート率、顧客満足度等が指標となります。社員自身が仕事にやりがいを感じてこそ、顧客第一の志向が生まれるという思想であれば、離職率、勤続年数等が指標となります。

売上高等は市場環境や商品力に負うところが大きく、組織開発の指標とはなり得ないという意見があるかもしれません。しかし、競合他社にとっても市場環境は同じです。また、質の高い商品でさえあれば、何もしなくても売れるというわけではありません。直接的ではないにせよ、財務結果にも組織開発の取り組み結果は反映されています。組織開発をモニターするための指標のひとつとには、十分なります。

  • 2
  • 測定を実施する

評価指標を設定したら、組織開発の効果を測定します。
測定の方法として主要なものは、企業業績やプロジェクト成果物の品質の分析、顧客や従業員へのアンケート実施、マネジメントやフォーカスグループからの意見聴衆等です。測定を通して組織開発のもたらす効果を認識してもらい、チェンジエージェントを増やしていくことを心掛けていきましょう。

  • 3
  • 計画の見直しを行う

「計画通りに上手く進んでいることと、より力をいれなければならないことをモニター結果から峻別します。

さらに注力しなければならないと判断した事項については、STEP2「計画の立案」STEP3「意義の共有」Step4「ツールの選択と実施」に立ち戻って、再考します。

現段階ではうまく進んでいる事項から、さらに注力することにリソースをシフトした方がよいのかについて、検討しましょう。

最後のステップとなるSTEP6では、より効果的に組織開発に取組むための、モニター結果のフィードバックについて解説します。
  • STEP6 フィードバックへ>