STEP4 ツールの選択と実施

STEP3「意義の共有」で、組織開発の土壌を整える活動を開始した後は、自組織に最適な組織開発ツールの選定を行い、実行します。
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  • 自社のレディネスレベルを把握する

組織開発推進ツールを検討するための準備として、組織のレディネスレベルの検証をおこないます。

レディネスレベルは、「変革に対する意欲」と「変革する能力」の二軸で判断します。

「意欲」が低く「能力」が低い場合はレベル1、「意欲」が高く「能力」が低い場合はレベル2、意欲」が低く「能力」が高い場合はレベル3、「意欲」が高く「能力」が高い場合はレベル4となり、レディネスレベルが高いほど組織開発は進めやすくなります。

レディネスレベル

レディネスレベルは、企業文化や環境の影響を受けます。

例えば、大きな変革を短期間に行って、ビジネスの結果を出さなければ組織の存続が危ぶまれる状況にある企業と、ソコソコの実績を出しているのだから、特に変革の必要はないだろうとほとんどの社員が思っている企業では、社員の変革に取り組む意欲は当然異なります。
あるいは、急速にビジネス拡大している真只中のベンチャー企業と、安定的な事業環境の下でビジネスを行ってきた長い歴史を持つ企業とでは、変革の経験値が違うので、変化受容までの社員の心の動きやスピードにも差がでてきます。

レディネスレベルによって、組織開発のアプローチは全く変わってきます。

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  • 組織開発のツールを決定する

レディネスレベルを勘案して、STEP2で設定したターゲットを元に自組織に最適な組織開発のツールを選定します。

組織開発のツールというと、研修がすぐに思い浮かびますが、研修の他にも組織開発のツールはたくさんあります。例えば、人事制度の改定、部門横断的なプロジェクトの立ち上げ、テレワークの導入等も、組織内の暗黙のルールや仕事の進め方を変えることにつながる組織開発のツールのひとつです。

どのツールを選定するかということは、組織開発の成功のために非常に重要です。これまで解説したステップを参考に、何を実現したいのかと自社の状況を勘案して、最適なツールを選定してください。

組織開発のツールについては、本サイトの「コラム」、「ケーススタディ」で詳述します。

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  • 実施対象を選定する

組織開発の対象を、組織全体とするのか、特定部門、一定職位以上、選抜者等の一部から初めて、徐々に全体に推進していくのかについて決定します。

レディネスレベルが高い組織の場合は、組織全体に対して一斉に行うことで、早期に成果がでることが期待できます。一方、レディネスレベルが低い場合は、初めはパイロットグループに対して組織開発を行い、その成果をもって、徐々に組織全体の理解を得ていく方法が効果的です。

組織開発のツールと対象が決定したら、計画に従って組織開発を実施します。
進捗状況に応じて、複数の組織開発のツールを効果的に組み合わせて継続的に実施してください。

STEP5では、目標到達度や進捗についてモニターする方法を解説します。
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