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株式会社ビービーエル 代表取締役 佐藤 美和
2023年「アジアの組織開発コンサルタント トップ10」に選出
株式会社ビービーエル(本社:東京都港区)代表取締役 佐藤 美和は、Asia Business Outlook誌(本社:インド ベンガルール)の2023年度「アジアの組織開発コンサルタント トップ10」(Top 10 Organization Development Consultants in Asia - 2023)に選出されました。日本からは唯一の選出です。
Asia Business Outlook誌は、アジア・中東16か国17万人が購読するビジネス誌です。同誌は、アジアに拠点を持つコンサルティング会社150社に在籍する組織開発コンサルタントについて、「組織開発コンサルティングのコアコンピテンシー」、「コンサルティング経験」、「顧客からの評価」などの項目について選考委員会で審査を行った結果、トップ10人のコンサルタントを決定しました。
株式会社ビービーエルは、組織・人事戦略、チェンジマネジメント、企業研修を行う経営コンサルティング会社です。代表取締役 佐藤 美和は、米系経営コンサルティング会社、世界で最も尊敬される米系企業を経て独立。同社を設立しました。
組織開発(OD:Organization Development)とは、働く人々の関係性に働きかけて組織を活性化し、一人一人の能力を引き出し、組織のパフォーマンスを向上させるアプローチです。ジョブ型雇用への移行、テレワークによるコミュニケーション不足等を背景に、組織開発の重要性や注目度は高まっています。株式会社ビービーエルは、組織開発コンサルティングの第一人者として、企業の問題解決に引き続き貢献していきます。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先:
2023年度「アジアの組織開発コンサルタント トップ10」

組織のピークパフォーマンスの促進
組織開発コンサルタントは、ビジネス改善のための変革を実行し、組織を健全で収益性の高いものにする。組織開発コンサルタントの主な任務は、組織を健全で収益性の高いものにすることである。企業は日常的に、小規模なものから大規模なものまで、さまざまな業務改革を行っている。組織開発コンサルタントは、企業文化に目を向け、ミッション・ステートメントからビジネス戦略までを特定し、オペレーション、リーダーシップ開発、コミュニケーションを評価し、採用から従業員満足度、トレーニング、チームビルディングに至るまで、従業員のマネジメントを扱う。企業は、多かれ少なかれ、変化し続けている。変化を受け入れず、現状に固執し続けると、利益を増大させることができない。企業は、顧客に最高のサービスを提供し、利益を維持するために、人口動態の変化、競争圧力、技術の進歩など、さまざまな要因に適応しなければならない。
組織開発の最大化
組織開発(OD)は、組織と人の両方の能力、潜在能力、有効性を最大限に引き出す方法を理解しています。組織開発理論の背景にある科学は、成人の発達心理学と従業員の産業・組織開発の組み合わせ、ODを通じて企業のプロセスとサービスの改善と営業力強化などの可能性を高めます。そして、これらすべてが組織の全体的な発展につながる。
欧米のODプログラムを採用するアジア
アジアの多くの国では、欧米のODや変革手法を取り入れ、たくさんの成功事例がある。調査の結果、組織ビジョン策定、パフォーマンスベースの人事制度の確立、予算やコスト管理プロセスの標準化など、欧米のODの手法をうまく活用していることが明らかになった。
しかし、アジアでのODはまだまだこれからである。調査によると、アジアでは、ODプログラムを実施しているのは、歴史ある大企業だけである。アジアでのODプログラムの導入は、トップダウン・アプローチが最も一般的である。多くのアジア諸国におけるOD実践の主な障壁は、オープンに議論する風土の欠如にあるようだ。
Asia Business Outlook誌は、アジアの様々な業界や市場に関する洞察を提供する。本号では、アジアで活躍するコンサルタントの中から、「アジアのトップ10組織開発コンサルタント2023年」にスポットを当てた。次のリストは、CXOsアナリストや本誌の編集委員から構成される審査委員会で厳正な選考を行い決定した。
01 AL Consulting (Hong Kong)
02 BBL (Japan)
03 Benchmark Consulting (Philippines)
04 Caliber Consulting (UAE)
05 Change Enablement (Hong Kong)
06 Grow Talent (Singapore)
07 Gulf Elite (Saudi Arabia)
08 Human Resource Innovations and Solutions (Philippines)
09 KR Konsulting (Singapore)
10 Right Management (Singapore)
アルファベット順
BBL

精緻で的確な組織開発コンサルティング
モルドール・インテリジェンス社の調査によると、アジア太平洋地域の戦略コンサルティングサービス市場は、2027年までにCAGR 6.3%と予測されている。この背景には、同地域のビジネスの多様性が増大していることがある。日本、中国、インドには、数多くのコンサルタントが存在し、アジア太平洋地域のみならず、グローバルの需要もある。しかし、単に需要に応えられるというだけでは十分ではない。特に日本のような先進国のコンサルティング市場ではなおさらである。市場は、実績から生まれた確かな品質の経営コンサルティングを必要としている。
BBLは、確かな経験と優れた業績によって、この分野で成功を収めてきた組織・人事戦略コンサルティングファームである。BBLの創業者 兼CEOの佐藤美和は、大手コンサルティングファームの経営コンサルタントとして多くの組織開発プロジェクトに携わり、GEで組織・人材開発責任者を務めた。15年前に彼女が自身のコンサルティングファームを設立した頃は、組織開発コンサルティングは、日本ではそれほど主要な分野ではなかった。実際、BBLに組織開発プロジェクトを依頼するクライアントのほとんどは外資系企業だった。
CEOによると、日本のクライアントは3つの課題に直面している。1つ目はマネージャーのマネジメントスキルとリーダーシップを強化すること、2つ目は多様な働きかたを提供すること、3つ目は人事担当者を労務管理のスペシャリストから経営者の戦略パートナーに変えることである。終身雇用の日本企業には、非常に高い従業員エンゲージメントと勤勉な文化がある。だから、マネージャーは、チームビルディングについてそれほど努力する必要はなかった。また、従業員は、定年まで段階的に昇進するため、自分のキャリア目標や個人の価値観により適した外部の仕事の機会を積極的に探す必要もなかった。このような中、人事担当者にとって最も重要な仕事は労務管理であった。それゆえに、組織開発は人事担当者にとって新しい概念である。そこで、佐藤は、市場ニーズに応えるために、「組織開発実践ガイド」という自社サイトを立ち上げ、組織開発についての講演を行い、人事担当者向けの研修を開催している。
卓越
BBLの佐藤美和は日本市場における組織開発の第一人者のひとりである。彼女は、米系大手コンサルティングファームや優れたビジネスリーダーを輩出していることで世界的に有名なGEの人事部での経験を通じて、組織開発についての確かな見識を深めてきた。また、彼女は、人事や組織の問題を経営の視点から分析し、適切なソリューションを提供することを得意としている。日本では、ここ数年、多くの組織開発コンサルティング会社が誕生しているが、BBLほど組織開発に対する知見や実務経験を持つコンサルティング会社は少ないのではないだろうか。
佐藤は、インタビュー、プロジェクト計画、コンサルティング、研修教材の作成やカスタマイズ、研修やワークショップのファシリテーションをすべて一人で行う。これは、すべてのクライアント、すべてのプロジェクトで、同じ品質のサービスを保証するためのBBLのアプローチだ。BBLは、最初に対面でのヒアリングを行い、問題を特定し、プロジェクトスコープやソリューションについてクライアントと合意する。「研修に関しては、受講者に合わせて内容や進め方を設計し、研修中に気づいたことをフィードバックします。それに加えて、クライアントにとってチャレンジングなことであっても、プロフェッショナルとして誠実に話すようにしています。クライアントの話をじっくりと聞き、徹底的に話し合い、深く分析を行い、最適なソリューションを提供することを大切にしています。お問い合わせの段階では、クライアントは漠然とした考えを持っていることも多いですし、非常な具体的なオーダーをいただいたとしても、それが必ずしも良いソリューションとは限りません。だから、私たちは、クライアントにとって効果的なソリューションを見つけるために、お客様について十分に理解することが必要なのです」とCEOは述べる。
誠実さ、まっすぐに考えること、まっすぐに話すこが、BBLの差別化ポイントである。これは、卓越したスキルと確かな組織開発プロジェクトの経験があるからこそ可能なことだ。他社は、組織サーベイや契約トレーナーが行うパッケージ化した研修コースを販売しているところが多い。このビジネスモデルは、多くのクライアントに同時にサービスを提供することができる。近年は「効率」を重視する人が多く、「コスパ(コストパフォーマンス)」や「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉が流行語となっている。「私たちのコンサルティングは古いやり方かもしれません。でも、組織開発は時間をかけて慎重に行うべき分野だと強く信じています。なぜなら、組織開発に万能薬はないからです。そして、何よりも『人』に関わることだからです。だから当社は敢えてこのスタイルでやっています」と彼女は語る。
今後の展望
BBLはプロジェクトを通じて築き上げた信頼を基に成長してきた。これまでに一緒に仕事をしてきたクライアントや元同僚たちがBBLにプロジェクトを依頼し、グループ会社に紹介してくれた。彼らのおかげで、BBLは小さな個人経営の会社でありながら、著名な大企業をクライアントに持っている。コロナが落ち着いたら、多くのグローバルプロジェクトに取り組むことになるだろう。そして、組織開発はますます重要になっていくだろう。その理由は、世界の経済環境の変化により、企業は戦略や事業ポートフォリオの見直しを迫られているからだ。それに伴い、働きかた、モチベーション、価値観はどんどん多様化していく。「そうなると、組織開発コンサルティングは厳しい競争時代に突入するでしょう。それはクライアントにとって良いことです。BBLは、これからも組織開発コンサルティング市場のトップを走り続けることができるように、さらに努力を重ねていきます。」とCEOは締めくくった。

佐藤美和
創業者 兼 代表取締役
組織・人事戦略コンサルタント
人事戦略、組織開発、チェンジマネジメント、人事制度設計、リーダーシップトレーニングなどの豊富な実務経験と、日系企業と外資系企業の組織や文化についての深い見識を有する。
BBL創業前は、GE で組織・人材開発責任者、アーサーアンダーセンとIBMの戦略コンサルティング部門で経営コンサルタントを歴任。IT、製造、ラグジュアリーブランド、エンターテイメント、金融業界の企業にコンサルティングを行う。新卒で入社したアメリカン・エキスプレスでは、APACオペレーションセンター統合プロジェクトに社内コンサルティングチームのメンバーとして参画。
一橋大学大学院国際企業戦略研究科 修士課程修了