就業規則を通じて会社のメッセージを発信する

組織開発ツール組織風土

組織開発をどのように進めるかは担当者が一番悩むことです。組織の方向性を示すことは、大掛かりな取り組みだけではありません。始業時間が何時なのかということひとつとっても、会社が求める働き方を社員に伝えるメッセージです。

「組織開発の重要性はわかった。自社のあるべき姿を描いて、現状とのギャップもわかった。でも、具体的に何をしたらいいの?」これは、組織開発担当者の偽らざる心境ではないでしょうか。

組織開発のツールは様々なものがあります。会社の中の様々なルールも組織の方向性に沿った「あるべき姿」を伝えるメッセージです。

一日の仕事が始まる始業時間を例に説明してみましょう。

「何時から働くかということで『あるべき姿』を伝えられるの?」と思われるかもしれません。就業規則・規程等の会社のルールは、会社が何に重きを置いてビジネスをしたいのかを反映させたものなのです。

  • 業界内のバランスを重視したいので、他社と同じ営業時間とする⇒9時始業
  • お客様よりも前に一日の業務体制を整え、いつも満足いただける業務提供をしたい⇒8時30分始業
  • 個人顧客がいつでも問い合わせできるような体制を整える⇒シフト勤務制
  • 満員電車での長時間通勤による疲労を取り除くので、その分精一杯働いてほしい⇒10時始業
  • 社員それぞれのライフスタイルにあわせた時間に働くことで、作業能率アップやモチベーションアップを図り成果を出してほしい⇒フレックスタイム
  • 高いモラールを持ち、自分が最も成果を出せる状態を自分でコントロールしてほしい⇒コアなしフレックスタイム


組織開発の視点に立って、自社の就業規則・規程を読み返してみてください。